勉強は回答4割答え合わせ6割

こんにちは!アステップ学習塾講師の花田です。

タイトルの意味がわかる方はどれくらいいるでしょうか。

今回お話しするのは勉強の意識と考え方についてです。


アステップで生徒の皆さんに教えていてよく感じるのは、
1.問題を解くことがゴールになっている人が多い。
2.問題集全て1回目で正解できなければいけないと思ってしまう人が多い。
ということです。

誤解を生まないように先に確認しておくと、これから話すのはあくまで日頃の勉強の場面のお話です。
テストではもちろん正解を導き出して点数を取ることが必要とされてくるでしょう。
そこを、日頃の勉強はテストをゴールにして取り組んでみましょう、というお話です。

まず、1について。
回答4割、答え合わせ6割というのはその重要性を比率で表現してみたものです。細かい数字に意味はありません。
要は「解く」ことよりも「答え合わせ」のプロセスのほうが大事だということです。
「マルツケ」ではありません。
"答え"を"合わせ"て、なぜそうなるのか、なぜ間違えたのか、どうしたらその答えに辿り着けるのか、どうしたら次同じような問題に出会ったときに解法の引き出しを開けるか、といったことを考え抜くのです。

なぜか。
人間は思ったよりも学習能力が低いです。単にバツをつけて、なんか間違えちゃった、なんとなく正しい答えわかったわ、と思っただけでは何も学んでいません。
次その問題に出会ってもまた負けてしまいます。
大事なのは単にノートに自分の回答を書くことではありません。どうしてそうなるのか、を考え抜くことが大事です。
そうやって考え方の引き出しを増やして、その引き出しの開け方を訓練して、経験値を増やして、テストのときの対抗手段を揃えることが日頃の勉強の目標です。解くことがゴールになるのはテストのタイミングで十分です。

次に2について。
これはメンタル的な部分が大きいです。
間違えることを恐れないでください。
間違えてそこから目を背けることを恐れてください。
これはよく言っていることですが、数学のテストで90点を超える人でも、おそらく初見の問題集はよくて6割くらいしか解けないでしょう。
でも、できなかった問題からは必ず重要なポイントや考え方を吸収していきます。それは考えることをやめないからです。

担当の先生は絶対にその単元、例題での重要ポイントを示してくれています。勉強が出来る人はまずそれを聞き漏らしません。それを使おうとします。そして、上手く使いこなせなかったときにこそ、特に頭を使ってそれをものにしようとします。

テスト勉強に時間がかかってしまって仕方ない人への簡単なアドバイスです。5分真剣に考えて解法のプロセスが思い浮かばなかったら、答えを見ちゃってください。そこから何かを得ることに労力をさいてください。先生に質問をして疑問をとことん解消してください。
5分真剣に考えること、その後の答え合わせで真剣に頭を使うことは、決して楽なことではありません。本気で取り組んでみてください。

きっと結果はついてきます。

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